2ヶ月でカラーコーディネーター2級合格を目指す(その2:産業革命以降の建築 後編)

前回のその1:産業革命以降の建築 前編の続きです。

デ・ステイルとモダンデザイン

トゥーゲントハット邸

マイスターハウス

ファーンズワース邸

レスプリ・ヌーヴォ館
サヴォア


ここまでが、デ・ステイルからモダンデザインまでの建築作品。ダナ邸や落水荘の設計者F・L・ライトと、L・ミース(上図のトゥーゲントハット邸からファーンズワース邸までの設計者)、ル・コルビュジエ(上図のレスプリ・ヌーヴォ館から下図のフィリップス・パビリオンまでの設計者)の3人をして「近代建築の三大巨匠」と呼ばれます。いかにもモダンデザインという感じですね。一方で、下図のように、今までの建築技術・材料技術では作れなかったようなデザインの建築も生まれました。

ロンシャンの礼拝堂

フィリップス・パビリオン

森の火葬場・森の墓地

ヴィープリー図書館


第2次世界大戦以降、ポストモダン、そして

国立代々木屋内総合競技場

佳水園

八ヶ岳美術館
ブレゲンツ美術館

母の家

ポンピドゥー・センター

フローニンゲン市立美術館
アグバル・タワー
ドイツ連邦議会議事堂

テートモダン美術館

ポンピドゥー・センター・メス


このように見ると、戦後の建築は多種多様であることが分かる。ポストモダンというのは、建築技術が発達し、設計者の思い通りのデザインが出来るようになることで、トレンドというものが無くなる方向へ向かっているのかもしれません。物理的制約からの解放というのは、建築にかぎらず多くのデザイナー、ひいてはクリエイターの夢であると思います。