システムアーキテクト試験の午後II対策として私がやったこと(その2)

 

(その1の続きです)

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まずは、設問イの問題文を見てみましょう。

設問イ

設問アで述べた組込みシステムの開発で使用した信頼性設計の設計手法・内容について,開発スケジュール,コスト設計などとの関係を含めて,ハードウェアとソフトウェアの両面から,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

平成25年度 秋期 システムアーキテクト試験 午後Ⅱ 問題

設問イは、一番ボリュームがあります。
最低でも800字ですが、目安は1200字と言われています。
メモ書きはこんな感じ。

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このメモ書きを見ると、箇条書きが丸で囲ってあります。
これ、箇条書きの個数から、どれくらいのボリュームになるかをチェックしているのです。
1,2回演習した時点で、全然文字数を稼げないことが分かりました。
当時は800字に到達するのも大変で、だいたい900字くらいが限界でした。

対策として、メモ書きの時点でどれくらいのボリュームになるか推定できる
方法を編み出しました。それが、この箇条書きカウントです。

だいたい、箇条書き1つにつき3行分(75字)と考えます。
すると、800字がおよそ箇条書き11個分になります。
これを元に、

  • 設問ア:箇条書き11個分
  • 設問イ:箇条書き22個分
  • 設問ウ:箇条書き16個分

という目標を立てながらメモ書きをしています。

実際には、小見出し等もあるので、この個数より少し少なめにしています。
上記の例でも、箇条書きを囲んでいる丸の個数は14個しかありません。
流石に14個は少ないと思いますが、この辺りの調整は、自身で演習をしてみて、
どれくらいがいいかを決めなくてはいけません。
箇条書き1つで75字は。あくまで私の目安です。

 

内容の方では、
まず、しっかりとハードウェア(H/W)とソフトウェア(S/W)の両方を、
そして、コストとスケジュールの両方を、文章の構成として組み込んでいます。
勿論、設問イの問題文を受けて、このような構成にしているのです。
何しろ論述は手書きであり、途中で軌道修正はできません。
最初のメモ書きの時点で、問題から求められていることをしっかりと把握して、
確実に押さえる必要があります。

また、課題の落とし込み方も、メモ書きの時点で決めています。
こういう課題が発生した、というところまでしか決めないで書き進めてしまうと、
その後の展開がうまくいかなかったときに、論述が苦しくなります。
メモ書きの時点で、落としどころまでしっかりと決めましょう。
勿論、ある程度の想像・妄想を含めても構いません。

 

設問ウの問題文は以下の通りです。

設問ウ

設問イで述べた信頼性設計によって,品質要件をどの程度満たすことができたか。定量的評価を含めた考察と,副次的に発生した利点について,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

平成25年度 秋期 システムアーキテクト試験 午後Ⅱ 問題

 

設問ウも、今までと同じような感じです。 

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問題文では、達成度を定量的に書くことが求められています。定量的とは、つまり数字で示せということですが、これこそ想像の数字を書くしかありません。メモ書きでも汚いです(そしてモザイクがかかています)が、○○ー●●%、△△ー▲▲%、と、数字で書いています。

 

 (その3に続きます)

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