プロジェクトマネージャ試験を受験してきました

本日4月21日、IPAのプロジェクトマネージャ試験を受験してきました。
ひとまず速報として、ざっくり内容について書こうと思います。
なお、昨年の秋季にシステムアーキテクト試験に合格しているので、午前1は免除でした。

午前2

例年どおり、40分で25問の4択問題に回答するマークシート方式でした。
半分弱くらい(ネット上では25問中10問とも)過去問流用でした。
特に計算問題が25問中2問しかなく、そのうち1問は過去問流用だったので、私は15分くらいで一通り解き切ってしまい、見直しをしたり、答えを暗記していた問題について、何でそうなるんだろうとか考えたり(例えば問9の生産性の問題)していました。
何ぶん午前2は途中退出ができないので。

(2019/4/22追記ここから)
解答が公開されましたね。
21/25=84%なので、午前2はクリアでした。
(2019/4/22追記ここまで)

午後1

こちらも例年どおり、3問中2問選択して解く記述式でした。
3つをばーっと流し見し、問1の図が何か嫌だな、というそれだけの理由で、問2と問3を選択しました。

問2は「IoTを活用した工事管理システムの構築」というテーマで、
納期必達のプロジェクトで、いくつかのリスクに対応するというものでした。
話としてはよくあるパターンでしたが、答案の文を作るのに少し苦労しました。
とは言え、30分くらいで書き終え。

問3は「プロジェクトの定量的なマネジメント」というものでした。
いわゆるKKD(勘・コツ・度胸)でシステム開発しているところに、定量的なマネジメントを普及されていく話。
この問題はストーリーがとても良く、個人的には良問でした。
是非IPAのWebサイトで問題だけでも読んでほしいです。
PM業やっている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、「PMとは単に手法を運用するだけではなく、こういうことも気にするんだぞ」というのが心に沁みます。
平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午後I 問題


2問で60分弱、10分くらい見直ししていましたが、流石に飽きてきたので途中退出しました。

午後2

やってきました高度試験の総本山、2時間で最低でも2000文字以上書かなければならない論述式。
ここ数年は2問中1問を選択する形で、両方とも不得手なテーマだと即死する、少し運ゲー的です。
特にこの2問制になってからは組み込み系問題が全く出ず、組込み出身の私にはとっては、本当に出題テーマ次第で合否が決まってしまう感じでした。
それでも一応は8問くらい過去問を解きました(詳しくは別記事で)。

さて今年はどうだったかと言えば、
問1はコストに関する問題。私はそもそもPM経験がないのでコストなんて考えたことなどなく、最初の文を読んで即パス。
運命の問2は…「システム開発プロジェクトにおける、助言や他のプロジェクトの知見などの活用」。
これ、過去問演習で解いた、平成17年問1の「プロジェクトにおける重要な関係者とのコミュニケーションについて」で同じようなことを書いたぞ。この時に使ったネタもそのまま使えそうだ。
正直、これは行ける、と思いました。

後は前回のシステムアーキテクト試験の時と同様、
30分でストーリー構成を考え、残りの90分でひたすら書く、という戦略で進みました。
ネタも半分以上実話だったこともあり、ストーリーの破綻もほとんどなく、妄想を練る必要もあまりなく、大コケすることなく最後まで書き上げられました。
それでも時間はぎりぎり、問ウからは時計を見ながら汚い字で600字ちょっとまで書きとおし、書き終えた時点で残り10分で、今回も途中退出ならず。
見直し、わずかな書き足し、汚い字の修正をし、時間が来ました。

今回は大変運が良かったと思います。どうせなら合格していてほしいですね。