システムアーキテクト試験に合格しました

先日(2018/12/21)、平成30年システムアーキテクト試験の合格発表・成績開示がありました。

www.jitec.ipa.go.jp

結果、無事、システムアーキテクト試験に合格することができました。
成績は下記の通り:

f:id:stacked-tip:20181222114351p:plain

午前Ⅱ・午後Ⅰは共に8割以上でしたので、上出来と言っていいでしょう。
午後ⅡはA判定というだけでは、合格基準を超えたということ以外はわかりません。
A判定の中でも、優秀な論述だったのか、最低ラインの論述だったのかはわかりませんが、合格が目標なので、OKということで。

過去の記事

今まで書いた、システムアーキテクト試験に関する記事を紹介します。

午前Ⅱ対策

stacked-tip.hateblo.jp

午後Ⅱ対策

stacked-tip.hateblo.jp

stacked-tip.hateblo.jp

stacked-tip.hateblo.jp

受験当日の様子

stacked-tip.hateblo.jp

次は、19年4月のプロジェクトマネージャ試験に向けて、勉強を頑張っていきましょうか。

プロジェクトマネージャ対策の定番「みよちゃん本」を読み始めました

プロジェクトマネージャ試験の定番の対策本である、
ITのプロ46『うかる!プロジェクトマネージャ2019年版』を読み始めました。

少し前まで、このシリーズの著者名は三好康之となっていまして、
そこから、通称「みよちゃん本」と呼ばれています。
最近は「ITのプロ46」名義で、その代表として三好康之がクレジットされています。
総ページ数700ページ弱。厚さにして約3cm。物理的な意味でも武器になります。

ひとまず序章(と言っても136ページもある)を読み終えたので、そこまでの感想を。

モチベーションを高め、維持するためのコラム・合格体験記が多い

これをメリットと見るか(試験勉強のモチベーション管理に使える)、
デメリットと見るか(これの分だけテキストが物理的に厚く重い)は
人それぞれですが、こんなにコラム・合格体験記が多いテキストは、
私は初めてでした。

特に社会人にとっては、試験勉強は孤独な戦いになりやすいので、
そういう時に、このようなコンテンツは役に立つと思います。

受験者が何に躓くかを意識し、どうすれば解決できるかを示したコンテンツ

序章では、PM試験の各時限(午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱ)についての
総論が書かれているのですが、細かいとことまで突っ込んだ話をしています。
特に午後の2つについて、よくある躓きポイントや、それに対する対策方法を、
具体例と併せて示してあります。

勉強法は人それぞれで向き不向きがありますから、
書かれていることが全て役に立つとは言いませんが、
良い足掛かりにはなるでしょう。

午後Ⅱ試験Q&Aが良い

個人的には、午後Ⅱ試験Q&A(p62-65)がとても為になりました。
特に、Q3の「PM未経験と素直に書いては駄目か?」に対する、
「一度試してみたが、結果はD評価(=最低評価)でした」というのが、
やはりそうか、と納得しました。

SA試験の演習でさんざ
「私はこのプロジェクトのシステムアーキテクトである(キリッ」とやったので、
今更違和感はないのですが、この調子で今回も
「私はこのプロジェクトのプロジェクトマネージャである(キリリッ」
とやるんだなぁと感じました。

TINKERCADに触ってみた(その1)

3Dモデルを作りたくなったので、フリーのサービスを探していたら、
TINKERCADというのを見つけたので使ってみました

www.tinkercad.com

チュートリアルとして、以下の5つのレッスンをやってみました

Learning the Moves

アイテムの移動方法(マウスorキーボード)

www.tinkercad.com

 

Camera Controls

視点の変更方法(ビューキューブの使い方、マウスでの方法)
TINKERCADには、回転と拡縮はあるのですが、平行移動はないのでしょうか?

www.tinkercad.com

 

Creating Holes

穴の開け方

www.tinkercad.com

 

Scale, Copy & Paste

サイズ変更の方法
コピー&ペーストのしかた

www.tinkercad.com

 

Key Ring, Letters!

微調整のしかた

www.tinkercad.com

 

Die on the Workplane*1

作業平面の使い方

www.tinkercad.com

チュートリアルは、最初と最後は日本語に対応しているのですが、
肝心のレクチャーの部分は英語なので、英語が分からないとキツいです。
操作は難しくないので、今後も使ってみようと思います。

*1:"die"は動詞「死ぬ」ではなく、名詞「さいころ」の単数形です。複数形が"dice"。

システムアーキテクト試験の午後II対策として私がやったこと(その3)

( その2の続きです)

stacked-tip.hateblo.jp

 

 

平成30年のシステムアーキテクト試験、午後Ⅱの問3の設問は、
下記の通りでした。
(問題文全体は、公式Webサイトを参照ください)

 

設問ア
あなたが開発に携わった組込みシステムの概要と,どのような機能・性能の要求で処理するデータ量を増加させる必要が生じたかを800字以内で述べよ。

設問イ
設問アで述べた組込みシステムにおいて,データ量の増加で発生した問題,及び目的達成のためにシステムアーキテクトとして考案した解決策とそれを選択した理由について,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ
設問イで述べた解決策の達成度,開発段階で生じた未達事項などの問題,及び今後の課題について,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 (平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午後Ⅱ 問題

 私が本番で実際のメモ書きは、以下の通りです。

f:id:stacked-tip:20181022191857j:plain

メモ用紙1ページには収まり切りませんでした。
これを書くのに30分から40分程度かかっています。

具体的な行動計画におけるNGワードと、システムアーキテクト試験論述試験のNGワードの共通点

今週は、飯田剛弘『PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント』の

『桃太郎』を読みました。

「よし、みんな、まず鬼ヶ島に上陸する前後の情報収集作業を具体的にしていこう。キジくん、どう?」

「まず上陸前に島の状況を徹底的に把握します。次に鬼の屋敷をきちんと調べます。その情報を基に、今後の作戦を検討します。」

 (p178)

キジくんの「徹底的に」「きちんと」「検討します」という表現について、
桃太郎は具体的にするようにアドバイスするわけです。

解説でも、

「誰が」「いつまでに」「何をすべきか」という具体的な行動の計画を立てるためには、まずは曖昧な表現を避けることが重要です。

 (p182)

とあります。併せて、「具体的な行動の計画を立てる際のNGワード」として、

「管理する」「監督する」「把握する」「確認する」「チェックする」や、「検討する」「考える」「意識する」、「具体的に」「効率的に」「明確に」という表現を挙げています(全部で65単語紹介されています)。

 

似たようなことを最近聞いたなと思ったら、
システムアーキテクト試験の午後Ⅱの論述問題の参考書に、
同様のことが書いてありました。

金子則彦『システムアーキテクト合格教本』です。

“徹底的に”,“非常に”,“絶対に”,“確実に”,“全力で”といった強調表現を乱発しないほうが,良い論文になります。何事も“徹底的に”やれば,成功することが多いので,受験者が実行した工夫とはいいづらいからです。強調表現を控えて,“ここぞ!”という箇所のみで使うとよいでしょう。

(p495)

私も、こういう表現を「埋め草」的に使ってしまうことがあります。昔は気にしていたのですが(特に「検討」という表現を大きく嫌っていた時期がありました)、最近はそうでもなくなってきています。

「管理する」とか「チェックする」というのは、まだそこまで具体的に考えなくてもいい状況であれば、とりあえずの表現として使ってもいいのだと思います。しかし、具体的な行動を策定する際には使用するべきではないでしょう。

報告書的な文書でも、「検討した」なんていう表現は、わざと曖昧にしているのかと疑ってしまいそうです。具体的にできないということは、ホントは取り組んでいないのか、という疑念を持たれかねないという点で、論文試験での使用も控えるように指導しているのでしょう。

ガントチャートでプロジェクト管理する

プロジェクトマネージャ試験のお勉強の一環で、
ちょっとガントチャートを使ってみたいなと思います。
いや、本業でも使っていますよ、「日程表」という名のガントチャート
勿論、個人個人が思い思いにExcelで作った日程表ですけど。

 

申し訳ないけど私はケチなので、
無料でガントチャートを作れるWebサービスを使いたい。
色々触ってみましたが、今のところは「Brabio!」というサービスに落ち着いています。

brabio.jp

他には、「Trello」に「Elegantt for Trello」を連動させて使ってみましたが、
肝心のタスク関連は有料でしか使えない、何のためのガントチャートなのか、
というポンコツぶりを発揮したので、こちらは捨てました。

 

もっといいサービスがあれば、そちらに乗り換えるかもしれませんが、
暫くはBrabio!でいいかなと思っています。

 

サービスを選ぶ際に参考にしたサイト

ferret-plus.com

 

プロジェクトマネージャ試験の勉強を始めました

さて、システムアーキテクト試験も終了したので、

念願のプロジェクトマネージャ試験*1の勉強でも始めましょうか。

 

ことはじめに、1冊本を買ってきました。

飯田剛弘『PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント』です。

すんなり読めて、プロジェクトマネージャ(PM)の雰囲気がつかめます。

一応本書でもWBSなどの各ツールの説明はありますが、

事前に別のところで最低限の知識が入っていると、理解の助けにもなりますし、

何より楽しく童話を読むことができます。

 

ちょっとだけ紹介します。最初の「3匹の子ブタ」の第3幕より:

 末っ子の子ブタは、2匹のお兄さんブタの進め方をじっくり観察しました。

 しかし、まだ具体的にどのような家をつくるべきか、お母さんブタの要求事項もよく把握しておらず、プロジェクトを通じてつくるべき成果物スコープを明らかにできませんでした。

(p27)

この本では、こんな調子で物語が進んでいきます。このお話の終盤では、優秀なPMの素質を持つ末っ子ブタの冷徹な一面も見られますが、それは読んでみてのお楽しみということで。

 

今月中に読み終えたいな、と思ったけど、今月は後数日しかないのか。

来月中だな。

 

*1:さっき誤って「プロジェクトマネジメント試験」って書いてしまった。念のためググっておいて良かった。「マネージャー」でも「マネジャー」でもなくて「マネージャ」なのね。